南国土佐を後にして♪
10月におふくろ達を連れて見舞いに行った
いわきの親戚が先週亡くなり、
休みをいただいて葬儀に参列してきました。
中学校卒業後、集団就職で岩手を出て
磐城のガラス屋で働き
やがて自分の店を持ち、
さらにいくつかのアパート経営やコンビニ経営などでも
ある程度の成功を収めた叔父。
しかし成功の陰で、内心は岩手の親・兄弟から離れて暮らすことに
生涯寂しさを感じていたようです。
葬祭ホールには好きでよく歌っていたという
「南国土佐を後にして」のメロディーがずっと流れていました。
酒に関するエピソードの絶えない叔父でしたが
仕事だけは朝早くから黙々と働き
故郷の親戚・兄弟には毎年忘れず筍やサンマを
送ってよこす人でした。
その酒にも歌にも、叔父のさびしい心情が
あらわれていたような気がします。